同期同窓生の紹介3

2019年の新聞に掲載されました。森元重光さんです。

監督がばっています。

 

北日本新聞掲載

指導者集大成の夏へ 定年迎える水橋高の森元さん
 学校も再編で統合

2019.07.13 00:30

 

県立高校再編で2020年度に統合される水橋の野球部を監督として10年率いた森元重光さん(60)は本年度で教員を定年退職する。最後の夏となる全国高校野球選手権富山大会は、部長として臨む。3学年がそろうのも今大会が最後。若島将大(しょうた)主将(3年)は「森元先生と野球部のため、記録と記憶に残る大会にしたい」と意気込む。(社会部・石黒航大)

 森元さんは富山北部でソフトボール部の顧問を14年務めた後、富山西に異動して念願の野球部監督になった。水橋には2009年に赴任し、県ベスト16が最高。サッカーやカヌーなど全国で活躍する部活動を見て「このままでいいのか」と思い悩んだ。

 指導に熱が入るあまり、昨年11月、ノック中に左膝の半月板を負傷。一人落ち込む中、若島主将ら部員は「先生は膝が壊れるまでノックを打ってくれた。自分たちも弱音は吐けない」と団結。今春の県大会で強豪の富山商を破る番狂わせを演じた。試合後、森元さんは目を潤ませながら「よく頑張ってくれた」と選手たちをたたえた。

 1983年に創立した水橋は2020年度に富山北部に統合され、全生徒が卒業する22年3月に閉校となる。3年生9人を中心に「結果を残したい」という思いが強い。OBで1期生の河井悟さん(51)も仕事の合間を縫って3年前から外部コーチを務める。

 夏大会直前の6月下旬、森元さんが皮膚の細菌感染症にかかり約10日入院した。「最後まで指揮を振るいたかったが、手負いの私より、勝ちに導ける人の方が選手のためになる」。苦渋の決断を下し、河井さんに監督を託した。

 チームは13日の初戦で上市と戦う。森元さんは「今年のメンバーはみんな力がある。勝利に少しでも近づけるよう、ベンチから応援し支えてやりたい」。目指すのは過去最高の4強入りだ。

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